
毎週火曜に来るお弁当の移動販売。中華と台湾料理の合いの真ん中みたいで美味しいのですが、うちのスタッフが「もう5回くらい食ってますが、実は毎回髪の毛が入ってるんです」と告白しました。あまりそういうのは気にしないので、「そうなんだー」っていったら、「嘘です。2回です」っていいました。確かに私も「吉祥寺に行くと毎回楳図かずおとすれ違う」といいますが、合計しても10回くらいですから、こういう会話って日々多いんでしょうね。
日々の生活の中で、私たちはたくさんの人たちとすれ違います。でもそんなすれ違った人たちの人生や生活を知る術なんて到底ありません。でも私も、あなたも、すれ違った人たちも、毎日を毎日過ごしています。これまでの毎日、そしてこれからの毎日。なにがあったのかな。なにが起るのかな。なにをしようとしているのかな。…気になりません?そんなすれ違った人たちにお話を聞いて参ります。
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吉田壮辰(よしだ そうたつ)さん(33歳):フリーター
早速お越しいただきましてありがとうございます。吉田さんは、前回の守谷さんからのご紹介で。
はい。よろしくお願いします。
守屋さんとご一緒に札幌から上京されたと聞いています。
はい。専門学校が同じだったんです。学校時代は、それほど仲が良いってわけではなかったのですが、たまたま上京する飛行機が同じだったんです。それから親しくなりました。
ということは、吉田さんも北海道理容美容専門学校のご出身で、床屋さんだったと。今日の髪型もキマってますね!
はい、今日のために、守谷の床屋で切りました(笑)。
でも床屋さんを辞められたとも聞いています。
はい、10ヶ月で辞めました。
現在は何をされているんですか?
バイトをしています。高円寺の居酒屋とかで。フリーターですね。芝居をやってたりはするんですけど。
お! 役者さんですか。
床屋さんを辞めたあと、お笑い芸人の養成所に入って、そのあと芝居の方に移って、今もやっています。でも、バイトの方が多くなっちゃったっていう感じですね。
劇団とかに入ってらっしゃるんですか?
いいえ、入っていません。フリーといえば聞こえがいいんですけど。ええ、ただのフリーターです。
劇団に所属してない方は、どうやって舞台に出たりするんですか?
知り合いから頼まれたり、オーディションを受けたりとかですね。
最近も舞台に出られてるんですか?
7月に新宿でちょっとやりました。
どんな内容か教えていただけますか?
『ひきこもり博物館』っていう、ひきこもりが集まる話だったんですけど、新宿の眼科画廊というところでやりました。
吉田さんはひきこもりの役?
はい、そうです。
体の大きいひきこもりさんですね。あ、博物館だからいろんなタイプがいるのか。
今日のためにちょっと痩せてこようかな、と思ったんですけど、まぁ無理でしたねぇ。
急は無理ですよねぇ(笑)。何キロあるんですか?
今朝、量ったら128キロありました。
今朝、量ってくれたんですか(笑)。身長は?
182センチです。
いい声してらっしゃいますよね。
ありがとうございます(笑)。
舞台って、どれくらいの期間やるものなのですか?
物にもよりますけど、だいたい一週間くらいで、8ステージとかですね。
失礼ですけど、ギャラって出たりするんですか?
今はチケットバックですね。何枚まで売ったら、いくらみたいな。
ああ、なるほど。結構売れます?
いや、あんまり最近ちょっと…(笑)。
居酒屋さんで、売ったりとか?
はい、大丈夫です。
居酒屋の店長さんは、吉田さんが俳優さんをやっていることを応援していると?
そうですね。舞台中とかも休ませてくれますし。その分、店長が大変になるんですけど…本当にお世話になっています。
なんていう居酒屋さんですか?
『一徳』っていいます。でも、バイトも掛け持ちしてるんです。ずっと長くチョコチョコやってるのは、神保町の『チャボ』っていうホワイトカレー屋さんです。
ああ、守谷さんもおっしゃってました。吉田さんは、料理がご上手だと。ホワイトカレーなんてのもつくれるんですね。 あれって白いのに辛いんですよねか? 床屋さんを辞めてからは結構飲食業で働いてらっしゃるんですか?
はい。というか、飲食しかやってないですね。

ご実家も札幌なんですか?
はい、そうです。
帰省とかされてます?
今度、久しぶりに帰ります。
ご両親は、「早く有名な俳優さんになって!」とか。
あんまり、特に。まあ「頑張りな」みたいな(笑)。
どんなお子さんだったんでしょう? スポーツとかやってました?
小学校のときはやってなかったんですけど、中学校に入ってからは部活で野球をしていました。
北海道の子って、どこファンが多いんですか?
自分たちのときは西武か巨人でしたね。
まあ、ジャイアンツというのはわかるんですけど、ライオンズも?
西武もいましたね。
吉田さんはどこファンだったんですか?
僕は大洋ホエールズです。
え、なんで? それってレアですよね?
単純に大洋ホエールズのときの帽子を貰ったんです。それで好きになって、応援していたという記憶があります。
ごめんなさい、私は「アンチホエールズ」でした。子どもの頃、川崎に住んでたんですけど、川崎市民を裏切って、アイツら横浜に行きましたからね! そのあとロッテが来たんですけど。
なるほど、そういう背景があったんですね。北海道なんで、そういうこと何も知らないんですけど。
でも、北海道の方ってスキーできますよね?
できます。まあ、授業でやりますから。
スキーの板は学校にあるんですか?
各家庭が持ってますからね。だから背負って登校です。
スゲエ! でも下手な子とかもいるんですよね?
います。だからA・B・C・Dに別れるんですよ。これは高校のときの話なんですけど、Aはすごく滑れる人、Bは普通、Cはちょっと苦手、Dはリフトに乗れない人。
え? リフトに乗れない? ステップ踏んじゃうみたいな感じですか? エスカレーターに乗れないおばさんみたいに?
リフトに乗れたとしても、上から滑れない子ですね(笑)。
ああ、なるほど。
だからリフトに乗らないんですよ。最後の授業までにリフトに乗れるようになりましょうねっていう感じです。
スキー授業はしょっちゅうやってるんですか?
そうですね、冬の間は週イチくらいで。
こっちでいうプールみたいなものなんですかね。プールはあるんですか?
あります。でもプール授業があるのは小学校まででしたね。
そうなんですね。北海道って梅雨がないんですよね?
ないです。カラっとしてます。
夏休みは短いんですか?
短いです。
こっちだと、だいたい7月25日くらいから夏休みじゃないですか?
始まりは同じなんですが、終わるのが早いんです。だから冬休みと夏休みが同じくらいで。冬休みが長いんですよ。
なるほど。日本って広いですねぇ。あとは何してました?
テレビは、よく観ていましたね。
一番好きなテレビ番組はなんでしたか?
小学校のときは『スーパージョッキー』を。
いいですねぇ(笑)。でも熱湯コマーシャルしか覚えてないです。やっぱりお笑いとか好きだったんですか?
そうですね。オンエアバトル世代ではあったので。
「オンエアバトル世代」っていうのは初めて聞きました。例えば、「ひょうきん族世代」とか、「ダウンタウン世代」とかはわかるんですけど。
ありますね。同世代の人間と話したら、オンエアバトルの話になりますから。
その頃って、誰が出ていたんですか?
初代チャンピオンはDonDokoDon。
平畠! 今は静岡で頑張ってるんですよね!
二代目がルート33。
ああ、あんまり知らない。
あとは、ハリガネロックさんとかツインカムとか。
ハリガネロックは、「さん付け」だったんですけど、ツインカムは「さん付け」しないんですか?
ツインカムさんです(笑)。あと、ますだおかださんとか、おぎやはぎさん、バナナマンさん、品川庄司さんとかも出てました。
吉田さんは誰が一番好きだったんですか?
バナナマンさんとか、おぎやはぎさんとかが好きでしたけど、ルート33…さんも好きでしたね。いい難いですね(笑)。
アグネスチャンちゃんと同じですね! その頃から、お笑い芸人になりたかったんですか?
はい。中学校…高校のときかな…、売れない芸人が北海道に来て、土地の人に親切してもらいながら、旅をする企画みたいなことをやっていたんです。
売れない芸人とは?
FISHさんという人だったんですけど。ウクレレを持ってて。
ウクレレ! 牧伸二、高木ブー、KONISHIKIのラインですね!テレビ番組かなんかだったんでしょうか?
今となってはわからないですけど、そのFISHさんがうちに泊まったんです。そういうのもあって、どんどん興味がでてきたと思います。
もともと目立ちたがり屋だったんですか? 教室の前でモノマネをやったり。
いえ、まったく。ただいじられてはいました。今思えばいじめかな? っていう気もするんですが、本人にそんな感覚は無くて。中学の文化祭のときに、クラスで劇をやることになったんです。「主人公を誰にしますか?」ってなったら、全員が「吉田くんで」って。
はい、はい(笑)。
みんな、口裏を合わせていたんですけど、俺もちょっと勘違いして「ちょっとやめろよ〜(笑)」なんて。
どんな劇だったんですか?
そのときドラマで『神様、もう少しだけ』って、深田恭子と金城武のドラマをやってたんです。
金城武、最近見ないですね。
そしたら、すごい作家性のある、いじめっ子のリーダーじゃないですけど、影で操るみたいなヤツが、『仏様、もう少しだけ』っていう脚本をつくってきて。
アハハ!!
それで深田恭子じゃなくて、主人公が俺だから、ゲイの設定で。
そんなの中学の文化祭でやっていいんですか(笑)?
内容もあんまり覚えてないんですけど、本番を迎えてステージに出たら、なにかの瞬間にドンっ!とウケたんですよ。体育館が揺れるくらい。
それは吉田さんが放ったなにかで(笑)?
そうです。自分がやったことで。それがなにかはわからなかったんですけど、大好評だったんですよね。多分そのときの気持ち良さがいまだに残っていまして。
あらー、それで今まで来てると。
はい。やっぱりステージに出てリアクションがあったら嬉しいですし。その劇で初めて味わったんです。
悲しいのは、その劇で吉田さんが、なにを放ったか覚えてないところですよね。じゃあ、恋の話をしましょう! 好きだった子を教えてください。
えっと、ムラカミさんですね。
誰に似てました?
色が白くて…永作博美さんかな。
いいですね。でも最近ちょっと老け気味ですよね。アコムとかで。
でも、老けたといってもねえ。すごいなと思いますけどね。
でも、ここ1、2年の老け方が尋常じゃないなって思うんですけど。
やっぱり年齢もあれなので。そこで老けたねっていうのはちょっと可哀想ですよ。
そうですね。すいません。ムラカミさんに告白しました?
いや、ムラカミさんに告白はしてないんですけど、別の子にしました。…これもいじめとか、いじりの延長戦なんですけど、ある女の子が俺のことが好きだって、同級生から聞いたんです。「あの子、よっしーのこと、好きだってさ」「お、お、お、俺?」
あ、今のやりとりの演技、ステキでしたね! さすが!!
「お前のことじゃね? ちょっと行ってみたら?」って。別に好きでもなかったんですけど、可愛い子でしたし、なんか勇気付いちゃって、教室の掃除をしてるときに「よかったら付き合わない?」みたいな感じでいっちゃって。
フムフム。
そしたら「キャ〜! 」って。もちろん、嬉しいキャ〜じゃなくて。教室の空気がおかしくなるやつ。結局みんなにからかわれていたんです。
あらー、よっしー。
今思えばちょっと気持ち悪かったんですよね。
そうなんですか?
坊主頭でメガネかけてて。日に焼けてちょっとニキビがあって。モテるわけがない。気持ち悪いな。
もう100キロ超えてました?
大きかったですけど、まだです。

では、100キロに向かった高校生活を教えてください。
札幌の商業高校に行きました。
商業高校って、女の子多いんですよね?
はい。4クラスが男と女の共学クラスで、それ以外は女子だけのクラスでした。
どうなんですか? 女の子がいっぱいいる生活って。
同学年は相手にされないですね。
そうなんですか。
先輩とか大学生とかに行っちゃうんですよ。
そうなんですか? へえ〜、そういうものなんだ。
先輩になるまで待ちましたね。
高校でも野球を?
はい。
じゃ、先輩になって、マネージャーとなんやらかんやら、やったんでしょー。
そうですね。高3のときに高1の女の子と。
やったんですか!! 誰ですか!!
アヤちゃんです。
誰に似てましたか?
誰でしょう? AKBとかの中に紛れ込ませればいけるんじゃねえか?っていう感じの。
急に毒づきましたね。
いや、可愛かったですねえ。
長いことお付き合いしてたんですか?
はい。2年くらいです。卒業してからも付き合ってましたから。
アヤちゃんとエッチなことしたんですか?
まあそうですね。
アヤちゃんが最初の?
最初ですね。僕は。
僕は(笑)。知ってたんですか?
本人から聞きました。
そういうのって、どんなシチュエーションで聞かされるものなんですか?
なんで聞いたんだろうなあ…?
初めてヤッたときですか?
ヤる前ですね。「ヤる、ヤらない」みたいな話になって。
ええ。
「ヤったことあるでしょう?」みたいな感じになって、「俺はないよ、あるの?」っていったら「う、うん」みたいな感じで。
やっぱり複雑な気持ちになりましたか?
複雑というか、高3で初めてですから、そんなことよりもヤりたい気持ちの方が上回っていました。
そうですよね。そりゃそうですよね。
それでアヤちゃんが「いつかね」っていったんですよ。それに対して俺は「5日ね」っていったんですよ。
はい。
8月の最初の週だったので。
よかったですね。5日が近くて。
5日に無事。
お疲れさまでした(笑)。高校のときのお笑い事情はいかがでしたか?
そのときは『はねるのトびら』が夜中にやってて、よく観ていました。
アヤちゃんとの5日も経て、そろそろ進路ですよね。お笑いの道を…っていうのはあったんですか?
やりたいっていう気持ちはありましたけど、現実を考えると。うちは親が床屋と美容師なんです。
ああ、なるほど。
ですので、床屋の専門学校に行ったんです。
守谷さんと一緒の北海道理容美容専門学校ですね。2年間でしたっけ?
はい。

学校のお話は守谷さんにお聞きしたんで、吉田さんにはアヤちゃんのことを更にお訊きします。
いや、でも入学して1年経つか、経たないかくらいでお別れしました。
あら、なんで? フラれちゃったんですか?
そうですね。「もう好きじゃないかもしれない」っていわれて。
「ないかもしれない」って、いいですね!
メールが来て。
メールで「ないかもしれない」ですか! それでどうしたんですか?
会いまして…ちょっとしたすれ違いはあったんだと思います。でもあとで知ったんですが、好きな人がね…もう付き合うんじゃないか…っていうのがいたようなんです。
「好きな人がね…」のくだり、演技じゃないですよね。すごく自然でステキでした。そのあとは?
泥のような時代ですよ。
泥って(笑)。
ドブにハマってる感じですよ。なんもないです。
なんもない?
なんもなくはないですけど、ちゃんと付き合うみたいなのは、それからほぼありませんでした。
でもデッカイ夢がある! 役者への道が! だけど卒業して、東京で就職するんですよね? やはり床屋さんにはなろうと思っていたんですか?
いや、親には東京の床屋さんに就職するっていって出てきたんです。
どういうことですか?
専門学校に行ってる間に、やっぱりお笑いをやりたくなったんです。それでまず就職を理由に上京しまして。
計画的犯行だったと。お父さん、お母さんにお笑いのことはいってなかったんですか?
いってないです。勝手に床屋を辞めて、勝手に始めましたね。
東京では、どこの床屋さんに就職したんですか?
練馬の中村橋です。そこの本店が中野だったんですけど、中野って芸人の街じゃないですか?
徹底してますね、辞めるのに(笑)。それで10ヶ月後に辞めたんですよね? なんでその時期に?
お金が貯まったんです。芸人養成所の授業料用に。
どちらの養成所に行ったんですか?
吉本のNSCです。
なるほど! あそこってどうやって入学できるんですか?
書類送って、あと面接があります。10人くらい並んで一気に。
ネタとかもやるんですか?
いえ、普通の面接です。でもネタとかある人は、やってもいいですよみたいな。
吉田さんはやったんですか?
いえ。ガチガチに緊張してたので、とにかく大きい声で話すことだけに(笑)。そしたら受かりました。普通に。
何コースに行ったんですか?
お笑いコースです。
どれくらいクラスってあるんですか?
5、6クラスありますね。5〜600人入ってくるので。
うおお〜、すっげえ!! こりゃ儲かりますねぇ。 やっぱ「俺が一番面白い!」と思ってるような人がウジャウジャいるんですか?
いや、そうでもないんです。普通の専門学校感覚で入って来る子もいますから。そういう人は、ほとんどいなくなる。半分以下になります。
入ってからはコンビを組んだんですか? それともピン?
はい、何人かとコンビを組みました。
授業でネタとかを発表するんですか?
はい。ネタ見せの授業がありますので。そこでホワイトボードにバーッと名前が書かれていて順番に。
面白いのはウケるんですか?
ウケますね。でも、笑わないぞっていう人たちも。
ですよね。吉田さんのコンビはウケました?
最初に組んだコンビは、結構ウケてました。初めてお客さんを入れてやるっていうライブの選抜にも選ばれたんで。
そのコンビ名を教えてください。
『サラリーメン』です。
サラリーメン(笑)。結構いいですね。ボケ、ツッコミどちらを?
そのときはボケです。漫才をやってました。
サラリーメンは続いたんですか?
元々友達でもなんでもないから、ネタができなくなっちゃうと、関係がこじれてくるんです。やっぱりうまくいかなくなって解散して、違うコンビに。
その名前は何ですか?
『ドン・ジャイアント』です。
いいですね! どうしてドン・ジャイアント?
親分、首領のドンと、俺がデカイからジャイアントで。
相方の方はドンっぽい感じだったんですか?
ただのヤンキーだったんですけど。栃木のヤンキー(笑)。
ジャイアントさんはそのときもボケですか?
はい。でも結局、両方ともボケみたいになってしまったんです。相方がちゃんと突っ込めなくて。これもうまくいきませんでしたね。
ちなみに同期で爆発的に売れた方とかいます?
同期はエド・はるみさんですね。
おおー! どんな感じでした?
ほとんど変わらないネタをやってました。こっちが恥ずかしくなって、みんな失笑してたんですけど、まさかあんなに売れるとは誰も思ってなかったですね。あとシソンヌも同期ですね。
なるほどー。ちなみにNSCは何年で卒業なんですか?
1年です。
卒業したら吉本の所属になるんですか?
ちゃんと出席して卒業公演に出れば所属にはなるんですが、一番下の底辺のところに何百人もいますので。
まず、そこから這い上がるのにはどうしたらいいんでしょう?
月1回のネタ見せライブですね。1分間のネタ見せライブがありまして、渋谷の公園通りにあるシアターDにお客さんも入れてやってました。
それはドン・ジャイアント?
いえ、また違うコンビになってまして。
お名前を教えてください。
『ロボカウンター』です。
どんどん良くなりますね!
はい。
なんでロボカウンターに?
そのときの相方が、ガンダムとかロボット系が好きだったんです。カウンターの部分は、札幌に「カウンター・アクション」っていうライブハウスがあって、そこにちょいちょい行ったりしてたので、カウンターだけ貰いました。
カウンター・アクション行ったことあります!いい話ですね!ロボカウンターは漫才ですか?
コントです。当時はM-1が全盛期だったので、漫才が多かったんですけど、自分はコントがやりたかったんです。
ロボカウンターは受けました?
いや〜。ウケなかったですね。
その頃はお父さん、お母さんは、もう知ってらっしゃった?
卒業する頃には知ってました。
怒られました?
別に怒りはしなかったですね。姉が薄く伝えていたので。

ロボカウンター解散後は、どうされたんですか?
いえ、そこでお芝居の方に行きます。
それはまたどうして?
まずやりたいのがコントになって、東京に来てからお芝居を観ることも増えたんですよね。ジョビジョバのマギーさんとか、今すごい売れてる福田雄一さん、あと佐藤二朗さんとかも出てて、めちゃくちゃ面白くてずっと笑ってたんです。でも、よくよく考えたら、みなさん俳優さんなんですよね。俄然俳優さんが面白かった。そのあとも何回か普通の芝居を見たりとかする機会があって、俺がやりたいのは芝居なんじゃないか? って思うようになったんです。
なるほどー。でも俳優の道に行くとなると、吉本は辞めなくちゃいけないのでは?
そうですね。
吉本に、辞めるっていうんですか?
割と何もいわずに消えていくやつとかもいっぱいいるので(笑)。もともと認識されてませんし。
じゃあ吉田さんもスルーっと? それが何歳くらいのとき?
23歳とかだったのかなあ?
そこから役者に向かってまっしぐらですか?
そうですね。
でも最初は、事務所とかにも入ってないわけですよね? どうやって俳優業を始めるものなんですか?
バイト先に芝居をやってる人がいたんです。
たまたま?
はい。その人にいって稽古場を見せてもらって、そのまま出ることになって。そのまま繋がりができていったという感じです。ちゃんとした劇団とか養成所にも行かぬまま、舞台に出るようになって。今思えば、もっと早い段階でどこかに入っておけばよかったかなとも思うんですけど。
では、10年間くらいフリーでやられていると。そしたらいっぱい出てるんじゃないですか?
そんなには。稽古やってお金なくなる…みたいな。結局知り合いの舞台にばかり出る感じになっておりまして、これじゃいかんな〜と思いつつ、何年か経ってしまいました。
だいたい年にどれくらい作品に出てるんですか?
最近は2、3本ですね。
最初におっしゃってましたが、チケット売ってギャラが入ると。ノルマとかはあるんですか?
昔はありましたね。自分でお金を払って、何やってんだっていう。
何枚くらい渡されるんですか?
30枚くらい。3千円のを30枚くらいでしたね。
ノルマがありつつ、売れた分のパーセンテージが入ってくると。
ノルマがあるときは、まずはそのノルマを達成しないとお金にはならないし。
かなり厳しいですよね。それで居酒屋さんでアルバイトをしながら?
はい。メインでやって。
吉田さんは、どんな俳優さんを目指してるんですか?
脇でいいので、「この人、面白いな」って、見てもらえる感じになったらいいなと。
舞台だけじゃなくて、テレビとか映画とかもアリなんですか?
はい、もちろん。でも自分で何も動かないもので。
あらー。ちょっとお尻が重たくなっちゃったんですか?
このまま自分の店を開いちゃうんじゃないか?ってくらい。
一徳の2号店の店長とか?
みたいな感じには、ちょっと。
あらー。
このまま行くと…。最近ちょっと思い始めています。飲食をやっていると、そっちの方がうまくいく自信がある(笑)。
断言しましたね(笑)。確かに守谷さんも「お店出したら任せたい」っていってましたし。そうだ、もう一回床屋さん始めるとかは?
さすがに床屋はもうないですね。
お家のお店を継ぐ方はいらっしゃるんですか?
いや、もういないですね。終わりです。
そうですか。ちょっと人生の岐路なのかもしれませんね。じゃ、彼女とかは? さっきドブのようなとかいってましたけど。
いないですねえ。
ファンの方とかは?
年上の方が多いです。
差し入れとかはあったり?
お酒がちょっとあったりとか。それくらいです。
ファンの方との過ちとかは?
ないです、ないです。
でも吉田さん、かっこいいと思いますよ。頼れる感じですし。
いやあ、それですよ、それ。女の子と飲んでたりとかして、「彼女いそうだよね」とか「モテそうだよね」とかっていう子はいるんですよ。そんな言葉は聞き飽きた。
あ、怒ってます(笑)?
俺も最初の頃は「そんなことないよ」とか、「フフッ」て感じだったんですけど、実際にこの体型が大好きっていう人には会ったことがない。
いや、いや、いや。
そういう話になるじゃないですか?「じゃあちょっと付き合ってみようか」っていったら、「私はそうじゃないんだけどね」っていうね。「私じゃないけど、好きな人はいるんじゃない?」っていう、そんな子、会ったことない。
でも、お相撲さんが好きな人はいるじゃないですか?
あれは、お相撲さんだからです。本物の力士だからです。私は素人ですから。まったく、これにね、この体にね、惹かれる女性はいないですね。俺はプーさんじゃなきゃダメなのかって。グリズリーじゃダメなのかって。
グリズリー吉田! 芸名にして欲しいです! 彼女欲しいんですか?
そうなんです。ここ最近、女の子への欲求がすごく強くなってまして。ちょっと前までは平気だったんですけど、今は飲んでたりして、隣に女性がいたら、話しかけてみたりとか。
なんででしょうね?
結局、彼女がいたら生活も変わっていくんだろうな、って。そんな気持ちも出てきたと思うんです。
生活が変わっていく?
はい。今、6畳3万4千円の部屋に住んでるんです。風呂なしの部屋です。でも彼女がいたら…そういう生活を一緒に楽しんでくれる人がいたらと。
「一緒に」って、別に一緒に住まなくてもいいんですよね?
まあ、そうですね。
銭湯は近くにあります?
あります。
じゃ、ここで彼女募集しますか?
ぜひ。
これまで何回かやってるんですよね。でも残念な結果に終わっています。「◯◯さんが気になったのでメールしました。でもよく考えたら、なんちゃらかんちゃら〜、なので、やっぱやめときます」ってのが一通来たくらいです。
来て欲しいですね。この体型が好きな人。
お尻は自分で拭けますよね?
まだ大丈夫です。出会ってみたいです。そういう人と。
いつか拭いてくださる方は、こちらまでお問い合わせください。

※「Who Are You?」では、インタビューを受けて下さる方を募集しています。自薦、他薦、構いません。お名前、ご年齢、性別、お住まい、ご職業、応募の動機を明記の上、こちらまでお問い合わせください。
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